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ネズミによって異なる設置術
2022/1/3 │ カテゴリー: 最新情報
ネズミの種類・習性に適した罠の設置術
日本の家屋で見られるネズミは「クマネズミ」「ドブネズミ」「ハツカネズミ」の3種類が大半です。
これら3種類のネズミは見た目や糞の特徴、好きなエサや巣を作る場所などそれぞれに特徴があります。
クマネズミに適した罠の設置術
家屋におけるネズミ被害において特に近年では、クマネズミの被害が最も多くなっています。また、殺鼠剤に抵抗性を持つ「スーパーラット」が出現するなど、被害は深刻化しています。
クマネズミの特徴としては、穀物や果実、昆虫、植物の葉や茎などを好み、天井裏や押入れの奥・天袋の中、壁の内側など高い場所に巣を作るといった特徴があげられます。
クマネズミは非常に警戒心が強いのが特徴です。巣のある場所や通り道に警戒心を刺激しないように、罠を設置することが重要です。
クマネズミが好む毒餌を作るポイント
クマネズミの毒餌を作るときは、クマネズミの好物である穀類の油を毒餌に混ぜておくと効果が上がります。コーン油が入手しやすく、使い勝手もよいでしょう。
ドブネズミに適した罠の設置術
3種類の中で、一番大きいのがドブネズミです。クマネズミとはことなり高い場所には侵入せず、床下や下水道などの地面に近くジメジメした水場を好みます。寒さに強いという特徴もあります。
身体が大きいことと、水場などに生息していて身体が濡れているため、粘着シートで捕獲しても暴れて容易に脱出してしまうケースがあります。
効果的に捕まえたいときは、粘着シートを敷き詰める&毒餌も設置しておく方法がおすすめです。
ドブネズミが好む毒餌を作るポイント
ドブネズミの毒餌を作るときは、ドブネズミの好物であるソーセージ・魚肉ソーセージなどの肉や魚を使った食べ物を混ぜておくと効果的です。
毒餌を作るにあたって、すでに食害にあった餌がある場合は、同じ餌を使用することが一番効果的です。たとえば、ハムが食べられていたのであればハムを毒餌に混ぜるといった具合です。
ハツカネズミに適した罠の設置術
ハツカネズミは3種類の中で最も小さいネズミです。普段は草むらや畑、雑木林などの郊外に生息しており、寒さをしのぐためやエサを求めて建物内に侵入してきます。
ハツカネズミはドブネズミやクマネズミとことなり、体格は小さく学習能力も劣ります。そのため、粘着シートとベイト剤の設置が特に効果的です。
ハツカネズミが好む毒餌を作るポイント
ハツカネズミは、クマネズミ同様に穀物や種子のほか、野菜・果物なども好んで食べます。毒餌を作るときは、クマネズミ同様にコーン油などの穀類の油を使ったり、ひまわりの種などの種子を混ぜておくと効果的です。